徳山校長先生から、お祝いと歓迎のあいさつに続き、新入生に学校教育目標である「自立と創造 〜挑戦・共生・豊かな心〜」のことや、「愚痴や文句を言う前に、一生懸命取り組んでいくこと」などについて話されたあと、大切にしてほしいことを二つ話されました。
一つは、「身のまわりの人を思いやる想像力を育てる」です。金子みすずさんの詩を引用して、温かい人間関係を築いていくうえで大切であることを、また、シカとチーターの親子の話を用いて、想像力を豊かにして物事を見ていくと、柔軟な考え方が育っていくことなどを話されました。
二つ目は、何かしようと思えば、「小さな努力からすべては始まる」です。これは、「小さなことから始めればよい」というのではなく、「小さなことから始めなければ何もできない」ということです。登山家の野口健さんの話をされたあと、「成功の反対は失敗ではなく、チャレンジしないこと、何もしなければ、絶対に夢を実現させることはできないのです。失敗を恐れず、チャレンジ精神をもって生活をしていってほしいと願っています。『自分への挑戦』を楽しんでください」と話されました。
最後に、保護者の皆さんに向けての決意とお願いを伝えたあと、「新入生の皆さんが、想像力を高め、まわりの人を思いやる心をもち、小さな努力を大切に、自分への挑戦を楽しんでくれることを心より願い、新入生を迎える言葉といたします」と話されました。
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