平成19年2月3日(土)〜4日(日) |
開催趣旨(主催者代表:池田満之) このフェスティバルでは、ただESDをしましょうと訴えるだけでは多くの人に広がらないので、ESDにつながるいろいろなプログラムをお祭りという形で楽しみながら、ESDを広めたいと思います。その中で、楽しく無理なくやれるESDの形を模索していきましょう。分野的にも、環境だけでなく国際理解など幅広く取り組んでいきましょう。 |
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地域文化の伝承も大事なESD |
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●小中高環境学習発表会の後の高校生による討論会での岡山工業高校生の発言
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●京山地区ESDサミットでの発言エッセンス 伊島小学校の松原校長:子どもに良いふるさとをつくりたい。良いふるさとという実感を持ってもらいたい。 津島生活学校の片山さん:地域へ広げるということは難しい。地域の人、各個人がいろんな団体に所属しそれぞれの活動をしている。そのため、連携することは難しい。地域に親しみを持っている人が少しでも増えてほしい。 岡山県教育委員会の鍋島課長:「地域の子どもたちは地域で守っていく」ということは、これからの原則になると思う。 津島小学校の三宅先生:各団体が何のために連携しているのかということをしっかり合意形成しておくこと。学校を活動に取り入れたいのであれば、この京山地区に住んでいる先生をリーダー役に加えてもらいたい。「これが売りです」、「これを大事にしましょう」というように、対象を明確にしてわかりやすい活動を展開していくことが大切なのではないかと思う。 津島小学校の田中校長:がんばりすぎるともたない。でも、あきらめてはいけない。地道に、しなければいけないことをすべき。 岡山市教育委員会の山根教育長:ものを動かしていくには、本音で語ることのできる場を持つことが大切。今までは「教育は学校」という意識があった。今は公民館を含めた地域全体に教育の場が広がっている。この意識が大事。「岡山っ子育成条例」という条例を作った。家庭、行政、地域、学校、企業の垣根をなくし、一緒に物事を進める。目標は自立する子どもを育てること。また、学校と地域や家庭が連携するには、コーディネートする力をもった人材が必要。誰がコーディネートするのか、その位置づけをもう一度考えてみる。大切なのは、コーディネートする人をどう発掘し、どう育てるかということ。さらに、情報発信することによって、反応が返ってくる。情報の発信も大事なこと。 伊福東町町内会長の高原さん:子どもが地域から愛されている、見守られている、良い地域だと思えるような意識を持てるようにしてほしい。 京山公民館の杉村館長:一番大切なのは、自分たちの地域に存在する課題を地域の人が共に考えて解決する力(地域力)を育てること。それが社会教育をする公民館の仕事だと思う。もう一つ大切なことは、人と人とがつながって、対面して話ができる場を作ることが公民館の仕事だと考えている。地域に出て、世代を超えて様々な人と会い、人から人へ伝えあう教育が大切ではないかと思い、ESDに取り組んでいる。 ゲスト講師の中山さん:1人1人ができることをはじめることが大切だと思う。それが誰かに伝わっていけば発展する。無理せずに、まず自分から、まず身のまわりからという考えを継続して持つことが大切だと思う。 |
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