岡山市京山地区ESD 環境教育ハイレベル会合 |
◆趣旨 |
ESDは、持続性を失いつつある社会が持続可能なものへと舵取りするように、教育を通して人々の価値観、行動、生活様式を変えていこうとするものです。つまり、子どもから大人まですべての人が、自分たちの生き方、暮らし方の中のどこに持続性を損なう原因があるのかを学びの中から気づき、その対処方法を身につけ、日常の中で主体的に実践していくことで、実社会そのものを持続的なものへ向かわせるものです。このため、社会全体の変革へつながるように、ESDは学校教育と社会教育(家庭教育を含む)が連携しながら総合的に取り組んでいくことが望まれます。 しかし、新しい学習指導要領などで、ある程度ESDを示唆する記述は見られるものの、現在の記述だけでは多くの学校現場では、教育課程の中にESDをどこまでどのように入れ込めばよいのか迷われるのではないかと思います。学社連携のもと、全国の教育委員会と校長先生方(管理職)がESDについて積極的な取組姿勢を示し、具体的な取組を先生方に示唆しなければ、現場の先生方はなかなか踏み込みきれないのではないでしょうか。 この大事な教育政策を効果的に進めていくには、国としての明確な方向性の提示、各教育現場の管理職の理解と取組姿勢、現場の教員や社会教育主事等の理解と実践が欠かせません。そこで、国のESD促進モデル地区である岡山市京山地区で、地域のESDハイレベル会合を開催致し、これからの学社連携によるESDの継続的な促進のための踏み込んだ討議を行い、今後のESDのあるべき方向性、道しるべを導き出したいと思います。 なお、この成果は、平成20年度環境省「国連持続可能な開発のための教育の10年促進事業」(岡山市京山地区)の中で活かしていくほかに、教員研修センター主催・文部科学省等共催「平成20年度環境教育指導者養成研修」の全体協議2「ESDにおける環境教育」などの中で活かすことで、わが国のESD・環境教育の促進に貢献していきたいと考えています。 |
◆日程 | ||||
平成20年9月2日(火) 午前中 学校訪問(伊島小学校・津島小学校・岡山大学・京山中学校)
13:30〜15:00 国等の担当者と教育現場の管理職(校長等)クラスとの対話 15:30〜17:00 国等の担当者と教育現場の実務者(教員等)クラスとの対話 17:00〜17:45 国等の担当者と地域コミュニティ代表等との対話(総括対話) |